Vol.1 梅雨時期の管理


Vol.2 盛夏の管理

丸鉢の遮光(板)

親魚の遮光(例)

苔(コケ)を食べる親魚

色変わりの早い当歳魚と遅い当歳魚

 7月中旬頃から8月末までの飼育については、水温が高めで安定しているので水替えさえ基本通り行えば、余程の事がない限り病気になったりすることはほぼありません。
 その意味では、極端な飼育法を除き、自分流で飼育すれば良いと思います。
 いろいろな自分だけの飼育法にチャレンジする良いきっかけです。
 また、一般的には、この時期が一番大きく成長しますが、当歳魚の選別により、良い錦魚がいないからといって極端な少数飼育は良くありません。
丸鉢には、お供の魚も入れて、最低でも数尾いないと逆に思うほど大きくなりません。
勿論、お目当ての錦魚の成長により、お供の匹数を調整することも忘れてはいけません。

 さて、いつの時期も土佐錦魚の飼育にとって大事なのは、水の管理と餌になりますが、まず、この時期の飼育水については、大きくなるにつれて更水の割合を多くすると良いと云われます。
この時、置水は2日程度エアレーションしたものを使うと良く、水替えのタイミングは、早朝に行います。
 また、人によっては午後から差し水をされる方もおられます。
これは、ぬるま湯のような丸鉢の水温低下と酸素補給を行う効果があり、一石二鳥になるからです。

 次に真夏対策の一つとも言える丸鉢等の遮光についてですが、飼育環境により、陽射し、風通し等の条件は、飼育者それぞれ区々と思われますが、真夏の炎天下では、遮光をしてやらないと思わぬ水温の上昇により、時として大切な錦魚が煮えかえってしまいます。
 対策としては、幅10?から20?程度の板を使用し、遮光される方が多いようです。
 一部の方は、日影を一切作らないという人もおられるようですが、昨今の異常気象の中ではどうでしょう・・・。
 残念なことにこの陽射しにより、エラめくれや尾等に気泡が入った錦魚は、錦魚の会に所属されている会員の方は、秋の品評会には出せませんが、 気泡が入ったからと言って、ただ、単純に撥ねてしまうのでは無く、飼育環境に余裕のある方は、溜めにでも入れて置くと、時として、一年先にはビックリするような錦魚に変身している事があります。
これは、自然のうちに尾に効用があった為で、そういう思わぬプレゼントがあるのも錦魚飼育の楽しみの一つです。
 餌の一つと言われる丸鉢等についてる苔(コケ)についてですが、苔(コケ)を錦魚に突かせることによって目先ができると云う方もおられます。
 また、苔(コケ)については、ごしごし擦る方、苔(コケ)を大切に育てる方、苔(コケ)の種類にこだわる方等、考え方は人それぞれで、 苔(コケ)の付き方を追及することが、”まぼろしの鉢”と云われる所以なのでしょう。
 このことは丸鉢にしろ、角鉢にしろ使われている方は、お解りのことかと思います。

 最後に、早い当歳魚では、色変わりの錦魚が出てきました。
色変わりの早い錦魚は、赤の色が色変わりの遅い錦魚より多少鮮やかな傾向があるようです。
 また、飼育水に多少の塩を入れて育てると赤色が強くなるようです。
 タイトルから内容がズレますが、いずれにせよ、色変わり中は、どんな色の錦魚になるのか”凄くワクワク”するのも錦魚飼育の楽しみです。


本文書が皆様の飼育の一助になれば幸いです。

Vol.1 梅雨時期の管理

inserted by FC2 system

inserted by FC2 system